SABRモデルの新展開
2013年9月10日(火)~ 全6回
- セミナー概要
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- SABRモデルは金利オプションの分野で標準的に使われているモデルですが、このインプリメンテーションではHagan近似が使われてきました。しかし、Hagan近似は金利が低い場合の確率密度が負になってしまい、無裁定ではなくなるという欠点をもっています。
- Hagan近似の改良方法、いわゆる「無裁定SABR」にターゲットを絞った連続セミナーで、Hagan近似の問題点や今日まで提唱されてきたSABRモデル実装の改善方法について講義します。
- 一般的なボラティリティ理論、特にインプライド・ボラティリティ、局所的ボラティリティ及び確率的ボラティリティの関係について学びます。
- SABRの確率密度関数と局所的ボラティリティやSABRの微分幾何について学ぶことで、SABRモデルの理解が深まります。
- 最終的にはどの改良モデルが「無裁定SABR」としてベストなのか、最近の円スワップションのマーケットで検証します。
- やや理論的ですが、とても実務的な講義です。
- セミナー対象者
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- 金融機関で金融理論研究に関わる方、クオンツ、トレーダー
- 金融機関でデリバティブ、ALM、リスク管理等の関係部署の方
- 監査法人でデリバティブ業務等の監査に携わる方、金融商品の評価業務に携わる方
- デリバティブ、金融リスク関係のシステム構築に携わる方
- 確率や微分積分に抵抗のない方
- 開催スケジュール
- 日程
- 第1回:9月10日(火)
- 第2回:9月17日(火)
- 第3回:9月24日(火)
- 第4回:10月1日(火)
- 第5回:10月8日(火)
- 第6回:10月15日(火)
- 18:00 - 21:00
- 会場
- JAビル カンファレンス 401B
[アクセス] - 定員
- 25名
- 備考
- 原則毎週火曜日となります。
- 講師
- 高田勝己 (経歴詳細)
株式会社 Diva Analytics 代表取締役 - 受講価格
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- 通し受講料:220,000円(税込)
- 回別受講料:1回につき40,000円(税込)
フルタイムの学生の方は、5割引きで受講できます。ただし、申込み優先順位は後回しになります。
- 講義内容
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第1回 インプライド、局所的、確率的ボラティリティ
- ・局所的ボラティリティとインプライド ボラティリティ
- ・局所的ボラティリティと確率ボラティリティ
- ・Gyongiの方法
- ・インプライド ・ボラティリティの漸近展開
- ・Hagan近似とその問題点
- ・修正モデルその1
- ・大きいストライク価格のモーメント公式
- ・Short-time expansion
- ・SABRの確率密度関数
- ・SABRの局所的 ボラティリティ
- ・SABRの微分幾何
- ・Displaced diffusion (DD)モデルとConstant elasticity variance (CEV)モデルの関係
- ・CEVモデル解析解のインプリ
- ・CEV SABRとDD SABR
- ・相関がゼロの場合のCEV SABR
- ・修正モデルその2
- ・Andreasen and Huge (2011)の方法
- ・CMS (コンスタント・マチュリティー・スワップ)
- ・インプリメンテーション
- ・完全導出
- ・インプリメンテーション
- ・様々な方法の比較
(注)講義内容は見直し等により変更になる場合があります。 - 申込み方法
- [申込みフォーム]に必要事項を入力し、送信してください。
送信されますと、弊社より確認メールが届きます。
FAXによるお申し込みをご希望の場合は[PDFの申込みフォーム]に必要事項をご記入の上、03-5544-8852 までご送信下さい。
申込書受領後、請求書が必要な場合は受講料の請求書をお送り致します。
確認メールに記載されている指定口座に開講日までに受講料を納入してください。納入を確認次第、申込み完了となります。
法人申込みの方で予算請求期日等の関係で開講日までに納入できない場合は、[お問い合わせフォーム]にて気軽にご相談ください。 - 運営規定
- 定員(25名)になり次第、受け付けを終了させていただきます。
一定の人数(通常は5人)に達しない場合は、開講日の1週間前までに未開講の旨をご連絡しますので、ご了承ください。