マルチカーブのConvexity/Quanto調整
2015年4月28日(火)~ 全3回
- セミナー概要
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- 今回のセミナーは、講師がロンドンで開催されたRisk誌主催のQuant Congress Europe 2013で講演した内容の完全バージョンです。
- スプレッドカーブを確率的にした場合の新しいマルチカーブの構築やその評価方法を説明します。
- スプレッドカーブモデルを2通貨に拡張し、為替レートも取り入れたインターナショナル・マルチカーブについて数値例を使って講義します。
- その際に出てくるコンベクシティ/クオント調整について学びます。具体的には、
- ディスカウントカーブ(OISカーブ)とフォワードカーブ(LIBORカーブ)が異なることからでてくる担保付きフォワードLIBORレートのコンベクシティ調整(そもそもこれが必要かの議論もします)
- FRAレートのフォワードLIBORレートからのコンベクシティ調整
- ドル担保円フォワードLIBORの円担保円フォワードLIBORからのコンベクシティ調整
- ドル元本が為替水準で変動するクロスカレンシーLIBORベーシススワップのコンベクシティ・クオント調整を考慮した評価式
- コンベクシティ・クオント調整を考慮した円担保のドル(ユーロ)のマルチカーブ構築、及び円担保ドル(ユーロ)スワップの評価 等です。
- 円担保とドル担保のドル円通貨オプションの評価の違いや、対顧取引の元本が一定なクロスカレンシーLIBORベーシススワップの評価について考察します。
- 特にドル円ベーシススプレッドにクオント調整を考慮しないでマルチカーブをつくるとPRDC等の長期為替商品が多大にミスプライスされることを示します。これは、円とドルLIBOR-OISスプレッドの間にある程度大きな正の相関がある円特有の性質に由来しています。
- セミナー対象者
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- 金融機関のトレーディングデスクのクオンツ、トレーダー
- 金融機関のデリバティブ、ALM、リスク管理等の関係部署の方
- 監査法人でデリバティブ業務等の監査に携わる方、金融商品の評価業務に携わる方
- デリバティブ、金融リスク関係のシステム構築に携わる方
- 大学や金融機関で金融理論研究に関わる方
- 微分積分や伊藤の定理に抵抗のない方
- 開催スケジュール
- 日程
- 第1回:4月28日(火)
- 第2回:5月12日(火)
- 第3回:5月19日(火)
- 18:00 - 21:00
- 会場
- JAビル カンファレンス 301B 401B
[アクセス] - 定員
- 25名
- 備考
- 会場は第1回第2回が301B、第3回が401Bになります。
- 講師
- 高田勝己 (経歴詳細)
株式会社 Diva Analytics 代表取締役 - 受講価格
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- 受講料:115,000円(税込)
フルタイムの学生の方は、5割引きで受講できます。ただし、申込み優先順位は後回しになります。
- 講義内容
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第1回 コンベクシティ・クオント調整の基礎
- ・コンベクシティ調整とは?
- ・クオント調整とは?
- ・コンベクシティ調整と測度変換
- ・クオント調整と測度変換
- ・スポットベースとフォワードベースのクオント調整
- ・ギルサノフの定理
- ・金利モデルにおけるコンベクシティ/クオント調整
- ・マルチカーブ構築の復習
- ・マルチカーブ構築時の仮定
- ・確率スプレッドモデル
- ・担保付きフォワードLIBORレートのコンベクシティ調整は本当に必要か?
- ・FRAレートとフォワードLIBOR間のコンベクシティ調整
- ・外貨担保のフォワードLIBORレートのコンベクシティ調整
- ・インターナショナル・マルチカーブ
- ・スポット為替レートの無裁定な挙動
- ・ドル元本が為替レートで変動するクロスカレンシベーシスLIBORスワップ
- ・元本が一定な場合のクロスカレンシベーシスLIBORスワップ
- ・クロスカレンシベーシスLIBORスワップのコンベクシティ/クオント調整を考慮した評価式
- ・円担保の外貨ディスカウントファクター
- ・円担保の外貨フォワードLIBOR
- ・円担保の外貨スワップの評価
- ・通貨オプションの担保通貨による評価の違い
(注)講義内容は見直し等により変更になる場合があります。 - 申込み方法
- [申込みフォーム]に必要事項を入力し、送信してください。
送信されますと、弊社より確認メールが届きます。
FAXによるお申し込みをご希望の場合は[PDFの申込みフォーム]に必要事項をご記入の上、03-5544-8852 までご送信下さい。
申込書受領後、請求書が必要な場合は受講料の請求書をお送り致します。
確認メールに記載されている指定口座に開講日までに受講料を納入してください。納入を確認次第、申込み完了となります。 - 運営規定
- 定員(25名)になり次第、受け付けを終了させていただきます。
一定の人数(通常は5人)に達しない場合は、開講日の1週間前までに未開講の旨をご連絡しますので、ご了承ください。