外貨担保のデリバティブ評価、SOR、THBFIX及びMIFORの合成金利、MXNカーブの構築
2021年11月9日(火)
- セミナー概要
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- セミナータイトルで無関係のように見える3つのトピック、1)外貨担保のデリバティブ評価、2)SOR、THBFIX及びMIFORの合成金利、3)MXNカーブの構築 は同じ考え方が支柱にある。いずれのケースも為替フォワードプレミアムとドル金利で合成されたローカル通貨の金利が登場する。
- シンガポールドル(SGD)建て金利スワップでの変動金利であるSOR、タイバーツのそれであるTHBFIX、インドルピーのそれであるMIFORはともに、現地通貨対ドルの為替フォワードプレミアムとドルLIBORから合成された現地通貨建てのIBORである。メキシカンペソ(MXN)金利スワップは大部分がCME(シカゴマーカンタイル取引所)で清算されるが、そこでのPAI(Price Alignment Interest、変動証拠金の金利)はSOFRとONのMXN/USD為替フォワードプレミアムから決まるMXN建てのON金利である。また、相対CSAの変動証拠金金利がSOFRの場合、円建てデリバティブの変動証拠金金利は実質、SOFRとONの対ドル円為替フォワードプレミアムから決まる円ON金利である。
- 今回のセミナーでは、外貨担保のデリバティブ評価理論を復習して、合成金利であるSOR、THBFIX及びMIFOR のプライシングと担保通貨の関係、3金利のフォールバックとこれらのフォールバック戦略の違い、金利指標改革後のSGD、THB、及びINRのイールドカーブ構築方法を説明する。最後に、変動証拠金がSOFRベースであるMXN金利スワップレートを前提としたMXNイールドカーブ構築とMXNの金利指標改革について述べる。
- セミナー対象者
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- 金融機関に勤務するクオンツ、トレーダー
- 金融機関のデリバティブ、ALM、リスク管理等の関係部署の方
- デリバティブ業務等の監査に携わる方、金融商品の評価業務に携わる方
- デリバティブ、金融リスク関係のシステム構築に携わる方
- 微分積分の計算に抵抗のない方
- 開催スケジュール
- 日程
- 11月9日(火)
- 18:00 - 21:00
- 会場
- Zoom オンライン
[アクセス] - 定員
- 25名
- 講師
- 高田勝己 (経歴詳細)
株式会社 Diva Analytics 代表取締役 - 受講価格
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- 受講料:60,000円(税抜)
フルタイムの学生の方は、5割引きで受講できます。
- 講義内容
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- ・外貨担保のデリバティブ評価
- ・金利スワップでの変動金利であるSOR、THBFIX、MIFORの合成金利
- ・SOR、THBFIX、MIFORの2つの評価方法と裁定機会
- ・SOR、THBFIX、MIFORのフォールバックと3国での金利指標改革
- ・SOR、THBFIX、MIFORのフォールバックレートの経済的意味
- ・金利指標改革後のSGD、THB、INRの新しいイールドカーブの構築
- ・MXNのイールドカーブ構築とメキシコでの金利指標改革
- ・一般的なイマージング通貨のイールドカーブ構築方法
(注)講義内容は見直し等により変更になる場合があります。 - 申込み方法
- [申込みフォーム]に必要事項を入力し、送信してください。
送信されますと、弊社より確認メールが届きます。
FAXによるお申し込みをご希望の場合は[PDFの申込みフォーム]に必要事項をご記入の上、03-5544-8852 までご送信下さい。
申込書受領後、請求書が必要な場合は受講料の請求書をお送り致します。
確認メールに記載されている指定口座に開講日までに受講料を納入してください。納入を確認次第、申込み完了となります。
法人申込みの方で予算請求期日等の関係で開講日までに納入できない場合は、[お問い合わせフォーム]にてご相談ください。 - 運営規定
- 定員(25名)になり次第、受け付けを終了させていただきます。
一定の人数(通常は5人)に達しない場合は、開講日の1週間前までに未開講の旨をご連絡しますので、ご了承ください。