Ross's Recovery Theorem
~アカデミックの金融理論とデリバティブ理論の融合~
2013年6月19日(月)~ 全3回
- セミナー概要
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- デリバティブの評価は無裁定なプライシング理論を使って行われています。無裁定から存在が保障されるリスク中立測度に関しては、デリバティブを用いて様々な分析ができます。一方、リスク管理は実世界のもとで行う必要があるのですが、残念ながら実世界のことはあまりよくわかってません。このセミナーでは、実世界の測度とリスク中立測度の関係に焦点を当てて、Recovery Theoremを通じて実世界の理解を高めていきます。具体的には、
- 金融アカデミック界と実務界を驚かせた、Rossの Recovery Theoremを理論と実務に精通した講師が、ファイナンスのアプリケーションを念頭に解説します。
- Recovery Theoremの理解に欠かせない、無裁定理論、状態価格、消費選択問題、ポートフォリオ選択問題、消費ベースの資産価格理論等のややアカデミックな内容を復習します。
- 嗜好や効用関数によらないニューメレール・ポートフォリオを使ったRecovery Theorem のPeter Carrによる拡張を説明します。
- Black-SholesやCIRの金利モデルの具体例で連続時間のRecovery Theoremの適用例とその限界に触れます。
- セミナー対象者
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- 金融機関で金融理論研究に関わる方、クオンツ、トレーダー
- 金融機関でデリバティブ、ALM、リスク管理等の関係部署の方
- 監査法人でデリバティブ業務等の監査に携わる方、金融商品の評価業務に携わる方
- デリバティブ、金融リスク関係のシステム構築に携わる方
- 微分積分や伊藤の定理に抵抗のない方
- 開催スケジュール
- 日程
- 第1回:6月19日(水)
- 第2回:6月26日(水)
- 第3回:7月3日(水)
- 18:00 - 21:00
- 会場
- JAビル カンファレンス 301B
[アクセス] - 定員
- 25名
- 備考
- 毎週月曜日です。
- 講師
- 高田勝己 (経歴詳細)
株式会社 Diva Analytics 代表取締役 - 受講価格
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- 通し受講料:105,000円(税込)
フルタイムの学生の方は、5割引きで受講できます。ただし、申込み優先順位は後回しになります。
- 講義内容
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第1回 無裁定プライシングと均衡理論
- ・無裁定プライシングとRecovery Theorem
- ・リスク中立でのプライシング
- ・実測度でのプライシング
- ・消費ベースの資産価格付けモデル
- ・消費選択問題とポートフォリオ選択問題
- ・無裁定理論と状態価格
- ・Separating Hyperplane Theorem
- ・資産価格付けの基礎的定理
- ・リスク中立確率
- ・Recovery Theoremの簡単な数値例
- ・Perron Frobenius Theorem
- ・Recovery Theoremの詳細
- ・Recovery Theoremの適用例
- ・オプションマーケットとボラティリティ・スマイル曲面
- ・状態推移価格、プライシング・カーネル及び実世界の確率推移
- ・実世界とリスク中立測度、測度変換、ギルサノフの定理
- ・離散から連続へ
- ・Sturm Liouville Theory
- ・効用関数や嗜好によらないRecovery Theorem
- ・ニューメレール・ポートフォリオ
- ・有界なDiffusionの場合のRecovery Theorem
- ・Black-Sholesのケース
- ・金利のCIRモデルのケース
(注)講義内容は見直し等により変更になる場合があります。 - 申込み方法
- [申込みフォーム]に必要事項を入力し、送信してください。
送信されますと、弊社より確認メールが届きます。
FAXによるお申し込みをご希望の場合は[PDFの申込みフォーム]に必要事項をご記入の上、03-5544-8852 までご送信下さい。
申込書受領後、請求書が必要な場合は受講料の請求書をお送り致します。
確認メールに記載されている指定口座に開講日までに受講料を納入してください。納入を確認次第、申込み完了となります。
法人申込みの方で予算請求期日等の関係で開講日までに納入できない場合は、[お問い合わせフォーム]にて気軽にご相談ください。 - 運営規定
- 定員(25名)になり次第、受け付けを終了させていただきます。
一定の人数(通常は5人)に達しない場合は、開講日の1週間前までに未開講の旨をご連絡しますので、ご了承ください。